人生の半分はトラブルで、あとの半分はそれを乗り越える為にある(映画「八月の鯨」)

ジムのプールで気持ちよくクロールをしていました。そしたら左耳がいきなり”カッキーン!”って痛くなって本能的にこれ以上泳ぎ続けるのは危険だという感じがしました。家に帰って2時間ぐらいしたら急に耳の中から水が出ました。これで終わりだ、よくある事だ。と割り切り、すっきり寝ることにしました・・・が翌朝起きると左の耳がモヤモヤしていて、やっぱり普通じゃないな、よくある事じゃないな、これは。と、嫌な気がして、しかしそのまま出かけた。出先でエレベーターに乗ったら、下手な飛行機のパイロットがいきなり着陸する時みたいに、また”カッキーン!”と鋭い痛みがあった。これはいけません。これは終わりではなく始まりかもしれない。鼓膜が破れたに違いない。不思議と確信がありました。長年、駐禁を乗り越え、首都高の渋滞を乗り越え、悪人(時によって、悪人かもしれない人々)を乗り越え、生き延びてきた本能による確かな警告です。
耳鼻科に関しては非常に信頼している国際医療福祉大学付属三田病院(元:東京専売病院)に早速行きました。耳鼻科の渡邊先生はマイクロスコープを自分の耳にあて「ほらね、これが正常な耳の内部です。痛くありませんよ。それではやってみましょう」と私の耳にマイクロスコープの先を突っ込みました。その場でモニターに拡大された耳の内部は鍾乳洞ともクラゲの背中とも見え、青白く光っていて、先生がそれを見ながら「うん、確かに鼓膜が破れていますね。ここです」と指差した所に縦長にザックリ穴が開いていた!!「先生、泳いでいるだけで鼓膜って破れるんですか?」と聞くと「そういう事はあまりありませんね」と無表情だった。事実に対して冷静に判断する人の特徴でもある穏やかな声と顔。こういう先生に会えるならたまに病院も良いなと思った。なにしろ芸能界は間逆の世界です。


2006年10月03日

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