人間は負けたら終わりなのではない。辞めたら終わりなのだ(リチャード・W・ニクソン)
負けたわけでも、辞めたわけでもないけど、二ヶ月続いたマラソンが終わりました。東京、所沢、名古屋、浜松、大阪、九州。終わった終わった、ざまーみろ、と言いたい元気もありません。大体、誰にざまーみろなんだ、ワケ分かんないよ。四つの人生を毎日演じ続けた。努力で始め、精神分裂症になって終わった。舞台ではミラーボールみたいにあっちこっち神経を使い、舞台以外ではお吸い物に入ってる”麩”みたいになった。こんな今となってはニクソンが言ってる事ってホント説得力ないよね。よく、こんなことを自分に言い聞かせて大統領を続けようとしたよな。社会理念ってなかったのかよ。負けたら終わりだし、辞めなきゃいけないときもあるんだよ。百姓アメリカ人。なんの為に意地張ってるのかね、ニクソン。
舞台俳優達っていったい何なんだろうという疑問が今も残る。普段だったら「ちょっと喉が痛いな、風邪ひくのかな?鼻が詰まってる、なんが咳が出るんだよね」、という日常会話が、恐怖に変わる。「明日声が出なくなったらどうなるんだぁ!」ざーっとおでこが青くなる。やはり人間だから気温の差が激しい春でもあり、風邪もひくんだけど、役者達は一斉に花粉症だと言い張る。風邪は舞台にとって命取りだ。点滴もした。ビタミン剤も飲んだ。吸入もした。まだホッとしてない。そうだ、インドに行って考えよう。始めなければ終わらないという事を。
それじゃ、インドに行ってきます。私にとって三回目、懐かしい、愛想の無いインド人達に会ってきます。なんたってあの人たちは「0」を発見したんだから(だから威張ってるのかな?)。
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