一つのドアが閉まると、別のドアが開く、しかし私たちは閉まってしまったドアをずっと後悔して見つめているので私たちのために新しいドアがすでに開いていることに気づかない。(グラ

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ひっくり返ってひっくり返してドアを開けて閉じてまた開いて今年も迎える年の暮れ。なんだかなぁ、そんなにスッキリしてないんだよね。
今年やったことといえば、偉大なるステージアクター風間杜夫氏との共演。4幕4役という本人は笑えないコメディー(正直、大変過ぎて死ぬかと思った。今だから言うけど)正直死んだ。あとオーバーフォーティーズという部門で美脚大賞を貰いましたよ。それ以来、わたしは美脚ということになっています。ホントは私の場合は美脚じゃなくて愛嬌足。まあそれで一生懸命歩いてきたんだねっていう賞だったんだって理解してる。でも、おかげで愛嬌足を維持する為に、ジムもさぼれなくなり、ヨガも続いているという結果です。やっぱり良かったんじゃん。でも、もっと良かったのはオーバーフォーティーズというこの宝物のような表現!ずっと探していたんです。中年、熟年、元青年、他に言い方は無いのかと・・・。私は正直過ぎた。自分の正直な見解の中で言葉を捜していた。そうだ、40代まで巻き込んでしまえばこっちのもんだと、こんな発想は無かった。これから長生きするとして私が92歳になってもオーバーフォーティーズですからねぇ、ハハハ。もう決めた、誰が何と言っても引っ込めないよ、オーヴァーフォーティーズ秋吉!
まあこんなのがあり、スイカと納豆を食べながら論文を書く、長い長い暑い暑い夏を超え、早稲田の大学院生として秋には入社、じゃなくて入学。高校生の時以来、久しぶりに学生になった。でもそれって終わりじゃないからね、始まりなんだよね。はっきり言って大学は楽しい。知ることは嬉しい。記憶するのはやりがいがある。そこには知の興奮がある。世界を知ること、社会を知ること、人生を知ること、自分を知ることは矛盾しない。女優が大学に行って何が悪い。何も悪くないよ。だって面白いんだもん。
そしてそして、10日前に本を出版した。青山出版の高橋という辛抱強い編集の女が居て、1年前に私のこのブログを見てくれて「こんな感じでエッセイ書けませんかね?」というオファーをしてくれたのが発端だった。渋谷はドンキの前で待ち合わせたあの日のことを思い出す。このエッセイも長い長い暑い暑い夏の、わんこそばのように次から次へと書かなければならなかった論文嵐の、たまに箸休めにつまむ”板わさ”のように血と涙、いや違う、スイカと納豆と豆腐で書かれたものだ。
話は変わるけどこんなにスイカを食べた夏はなかった。今年の夏は暑かった。
その本は「ドレスの下に」というタイトルで何を隠そう、ネーミングしたのは・・高橋・・・なんです。自分の中に無いセンスなので思わず乗った。「良いんじゃないの?思わせぶりで・・・」が私の感想でした。私がネーミングするとしたら・・アルファベットにして”Ge”とかにしちゃうなきっと。「GETのGeだよ、シャレてるね」とか言っちゃって。
今回辛抱強く高橋さんと1年以上付き合って思ったんだけど(お互い様)、本ていうのは編集者と作家のコラボレーションなんだよね。まあ力は五分と五分。違いは編集者(高橋)はぺこぺこしてて、作家(私)は威張っている。だけど出来てしまえば、もう作家が手を出せることは何もなくなる。そして気がつく。下手に出ている社長が平のサラリーマンをこき使っていたのかもしれないと・・・恐ろしや、高橋祐子。三重から出てきて青山出版で幅を利かせているだけのことはある。夫も若くて結構いい男。デザイナーだと・・・。
高橋さんのおっしゃるように書いて書いて書きましたよ。美について、恋について、歳について、金について、仕事について・・・その上、格言を絡めてオチをつけなきゃいけないんだから・・・自分の本なのに誰かにアタりたくなりました。本の基本の色についてもショッキングピンクだシャーベットピンクだ、暖色だ寒色だ、紙はもっと厚い方がいい、表紙の写真はこっちがいい、あっちがいい・・・全ては今や思い出です。作家は作家にとどまっていてはいけません。自分の本の営業マンとなり、テレ朝のワイドショーから日テレの「ラジかるっ」まで出演していやらしくない程度にほのめかし、雑誌の取材では今年話題になった脚と共に本を売った。おかげ様でいい評判です。ボディーブローが利いてるって。大騒ぎした表紙のシルバーと黄色のコンビも大成功。とっても趣味がいいって。
そうです、1つのドアが閉まると別のドアが開く、ひっきりなしに。
2007年が終わるまでもう一ヶ月か・・・。
来年もよろしくね。(ちょっと早い?)

ドレスの下に


2007年11月29日

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