東京ペット生活再開

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        メリークリスマス                  おやつゲット
退院して一週間経った。僕の評判は悪い。「フラニー、あんた名古屋で甘やかされてたんじゃないの?」「フラニー、悪い子になって帰ってきたんじゃないの?」と何故か怒られてばかりいる。確かに名古屋ではドッグフード食べたよ。でも、それはそれ。だってそれしか無かったんだもん。もう帰ってきたんだからいいでしょ。ここんちは朝はササミ、夜はパルメザンチーズをまぶしたドッグフード、テーブルの下で待ってれば冷ました豚シャブがそっと降りてくる。おやつにはふかしたおイモ。それが僕の待遇じゃなかったのか。たった一ヶ月半の寮生活でキチンキチンと無添加無着色のドッグフードをありがたく頂く、そんなペットになんかなるわけないじゃん。期待し過ぎなんだよ。ま、いいでしょ。徐々に僕のペースに持っていくことに決めてます。

というわけで、今日は渋谷のデパートまで僕のおやつを買いにお出かけをしました。レバーベースのしつけ用スナック「おすわり君」、クロロフィル配合の「クロロガム」、カルシウム、コラーゲン豊富!!「ビーフ軟骨」、若鶏ササミの「トリフリーズ」、クリスマス用の天使が付いた髪留めも買ってもらった。まったく、僕の魅力には、みんな甘、甘。三日前も友達のお兄ちゃんとスケートパークに行ったんだけど、一見ストリートギャングみたいなお兄ちゃんの友達のお兄ちゃん達が「オムツなんかしちゃって、お前かわいいな」とか言って順番こに抱いてくれた。みんな甘、甘。

東京に帰ってきてからママには進展があった。やっと僕のキスの意味が分かってくれたみたい。僕のキスは”スキスキ”と思われていた。なんでもかんでも僕がキスをすると”スキスキ”という意味だと思われていた。それが今日、車に乗っているとき、急に雷に打たれたようにママが叫んだ。「あーそうか!フラニーのキスはお話だったんだね。これで納得がいく、なるほど・・・」それは車の窓から今まで見た中で一番キュートな白黒のデザインのフレンチブルを見たときだった。僕はお話したくて必死にキュンキュン呼びかけたんだけど、元々ブルドック系はそっけないんだよね。人のことに関心が無いっていうか、振り向いても貰えなかった。それでママが「残念だったね」僕は「うん」というつもりでママの顔を舐めた。その瞬間だったんだよね。「そうか!」と急にママが気が付いたのは。そうだよそうだよ。二年もかかったよ、気が付いてもらうのに。やっとママに声が聞こえたみたい。だってさあ、「残念だね」に対して”スキスキ”は無いでしょ。理論的に考えれば分かるはず。今まで気が付かなかったなんてトロイんだよ。でも、やっと分かってくれた。これからもよろしく頼むよ。徐々に徐々に僕のペースにします。


2006年12月13日

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