再度の挑戦

ホントに気持ち悪かったよ。ランちゃんは今回はとってもやさしい。へんな声で、うぅーとかも言わない。だから僕はひっくり返したり、潰したり、頭を叩いたり、お尻をひねったり、やりたい放題。東京から静岡まで来た甲斐があった。もう、最高で最高で最高。僕のランちゃん、絶対に離さない。他の二匹のポメラニアン、プチと、モグタンがときどき怒って僕に吠える。それがどうしたの?と思っていたら、いきなりプチが「もうやめろよ」って感じで僕に突進してきた。僕は野生の王国のライオンみたいにプチに噛み付いた。もちろん本気じゃないけど。僕は「ガルルッルルルル、ガオー」。プチは「キャイーン」。そうとう怖かったんじゃないの?ボクのこと。見ていたタエちゃんやトモミは「さすが、ちびっこギャング」ママは「なんだいまの?」「フランソワーズ、やるんだぁ・・・」パパは「・・・・!?こんなのはじめて。本当にフランソワーズだったの?」。結局、途中で疲れて二回眠っちゃったけど、四時間は頑張った。そして遂にそれがあった。もうホントにまどろっこしいんだから、と、僕たちを眺めていたみんなが僕とランちゃんを捕まえて無理やり突っ込んだんだよ、もうワケわかんないよ。なんなのこれ。こんなに楽しいのに、これ以上なにしろっていうの?僕はワケわかんなくて、前足を思いっきり突っ張った。「なんなのフランソワーズ、しっかりしなさいよ。」「こりゃダメかもね。」と、みんなが怒ったりため息をついたり、「そうなんだよね、やっぱりヌイグルミと遊んでる子は本番に弱いんだって」「いやーやっぱり、末端に神経が無いのかな、これだっていう確信が湧かないのかな」とワイワイ言っている。ホントに気持ち悪かったよ。ランちゃんは好きだけど、こんなのは好きじゃない。だって変でしょ、どうしろっていうの。その日の夜ベッドで寝るときに、ママが「フランソワーズ、カッコよかったよ。」って言ってくれたけど、僕は納得出来なかった。なんか慰められてるような気がして、カッコいいんじゃなくて、だらしなかったような気がして・・・・・。僕って本当にカッコよかったの?ママに聞いたら、「フランソワーズ、カッコよかったよ」ってもう一回言って抱きしめてくれた。それで僕はやっと安心して眠った。


2007年04月14日

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