男の人生

あ、それとママが以前飼っていたバスキアなんだけど、ちょうど2週間前にママは九州へでかけた。そして久しぶりに薬師寺家に養子に出したバスキアと会った。
それはそれはひどい事になっていたらしい。黒光りしたタルのようになっていたんだと。散歩はしてないし、食いに走るし、おなか出して「撫でて」ってやったところまではよかったんだけど、そのあと起き上がれなかったんだと・・・太りすぎて。スタッフォードシャー・ブルテリアは日本ではマスティフをミックスした悪名高きピットブルと間違えられたりもするんだけど、それはそれはもう、アシカ?か、トド?に間違えられてもおかしくない。気管支にも心臓にも脂がまいてゼイゼイ言ってるし、黒い弾丸に見えたバスキアの前頭葉は白髪だらけ。これが猫を追いかけて木に登ったり、忍者のように塀を走ったりしたバスキアなのかと、ママはしみじみ老いの寂しさを感じたんだと。でもね、バスキアにも娘が出来てるし(ルナちゃん)、薬師寺パパとつるんで、しょっちゅう角打ち(九州のショットバーのこと)に出かけ、パチンコ屋で遊び、九州の男として生きてきた。これはこれで男の人生としてはいいんじゃないか?東京でキイキイ言う駒沢のおばちゃんたちに囲まれてオドオド暮らすよりよっぽど幸せだったんじゃないかとママは言っている。
ボクにはよく分らないけどね、大人の世界のことは。そういえばもうすぐクリスマスだね。こないだ初サンタのお洋服着せてもらったよ。


2007年11月29日

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